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ハイク,BCクロカンの探求 -森と雪を求めて-

自分でも読みたくなるような山歩きと旅と道具分析のブログを書きたいと思ってます。1泊森Hiking,BCクロカンを行く。メインは尾瀬、奥秩父。instagram風景・道具 /Twitter短文分析: mtnirvash6666


by nirvash
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中綿フリース談義

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寒さから身を守る理由は、①眠るため、②休憩するため、③体力を奪われにくく行動するための3つあると思う。
単純に暖かい中綿ウェアを着ることだけではなく、頭にウールのビーニー、首にネックウォーマー、グローブを使うことで体温の低下が格段に防げる。
そのために、ダウン、ポリエステル化繊綿、ポリエステルフリース、ウールの素材が一般的に使われる。

1.就寝用のダウン
基本的に厳冬期のレイヤリングの例としては
第1レイヤー:ウール薄手or中厚手アンダー(cf.発熱少ない場合パワードライなどの厚みも可)
第2レイヤー:薄手パワードライ系フリース(Patagonia/CaplineEW Crew、中厚手パワーストレッチ系フリース)
第3レイヤー:厚手ソフトシェル cf. Black Diamond/Induction shell JKT、起毛ソフトシェル cf.Arcteryx/Gamma MX JKT、薄手ソフトシェル cf. Black Diamond/BDV JKT
の3枚目のものとして考える。

-20度の厳冬期ともなれば、熱くてダウンがしぼみ保温性が落ちるということも少ないので、ダウンが一番暖かく軽い荷物で済む。表地が防風性が高くするために、WINDSTOPPERやPERTEX ENDURANCE,PERTEX SHIELDや単純に糸の太いものを使うことが多い。ダウン量は220~270gで総重量は500~800g台というラインが適当だろう。ただこれ一枚だけだと行動着はソフトシェル・ハードシェルで寒い場合もあるので行動着用のインサレーションがあると便利な場合もある。
最近は高価格になっているが例を挙げる。もちろん、この下に行動用のフリースや化繊綿インサレーションを着ていることを前提とする。
Rab/ Positron JKT 800Fill 綿量 275g 720g、
Rab/Neutrino Endurance JKT 800Fill 250g 635g,
MountainEquipment/Vega JKT 700Fill250g 645g

-10度程度あれば200g程度のダウンで
Monbell/パーマフロストダウンパーカ(約520g,Windstopperボックス構造)
Mountain Equipment/ Powder Duvet 200 約420g,
The North Face/Alpine Nupse Hoodie約300g
などがある。

-5度程度なら100g程度で、Monbell/アルパインダウンパーカ M418g、The North Face/Aconcagua Hoodie, Nanga/SuperLight Down JKT S270g


ダウンの使用上の注意は使わないことに限る。普段で着てるとザックの摩擦で毛羽の枝が取れたりすり。また膨らませてハンガーにかけて保管する。

2.行動着としての化繊綿
通気性をもつ化繊綿はPatagonia/Nano Air Hoodyなら無風-10度、PolartecAlpha系・Arcteryx/Atom LT Hoodyならー5度あたりで行動着として使いやすいように感じる。
なお、フードは横殴りの地吹雪への対策のためにバラクラバだけでは足りないときのためにあったほうがいい。就寝用の綿JKTも頭の保温によって深く眠りやすいのであったほうがいい。

ナノエアの表地も中綿も通気性がよいので、単体で-10度吹きさらしのハイクアップでちょうどよく、重ね着したときに寒さをそこまで感じないくらいの保温力(Atom AR Hoodyに近い)もある。なので厳冬期のBCスキーには最高である。残雪期も含めるならAtom LT Hoodyに軍配が上がる。なお、フリースにフードが着いていると干渉するのでないものを選ぶ。フードの動きやすさは中綿JKTのものがよい。

clo値0.92のPrimaloft Goldで熱がこもりやすい60g厚ナノパフなどは-10度くらい、100g厚だと-15度くらいで行動着かと思うがまだ行動着での使用経験がない。

アウターとしての化繊綿はプリマロフト
就寝時は-10度くらいであれば、行動用の化繊綿60g/m2厚をインナーとしてダウン200g程度のアウターと合わせて足りる。化繊綿60g+プリマロフト化繊綿200g/m2でも足りるように感じる(ソフトシェルや行動用のより保温量の少ないものをさらに持っていく)。
化繊綿の上に化繊綿を着るなら、その2枚目は防水or防風素材のものを使うのも厳冬期のブリザード対策としては有効であるが、そのラミネーションのせいで寝るときにシュラフに熱が伝わりにくいかもしれない。
ダウン200gと同等の保温性だとダスパーカやアイスガイドのようなかさばり方が半端内上に寝るときと移動中しか着れないバルクになるので、登山的にはダウンがいいだろう。

化繊で眠るメリット
a. VBLのメリット
第一にAMK/Emergency Bivyなど体を蒸らして保温力を増加させる場合のVBLでは、汗で濡れたとしても保温力が1,2割程度しか減らない化繊綿を着るのもありである。ただ、厳冬期は湿った化繊綿のまま外に出ると凍るし、やはりダウンクラスの保温力がないと眠りにくいので、VBLは夏に使う手法だと考えている。5~10度分の温度帯を引き上げられる感じがする。冬の方法としては化繊綿ジャケットを着て、ビビーに包まり、その上にダウンシュラフをかぶせるということにはなる。

b.通気性の良い裏地は熱が伝わりやすい
ダウンJKTはダウンが抜けにくいように目の細かいナイロンシェルを使うので体から出る熱が伝わりにくい。もともとダウンは化繊綿より熱が伝わりやすいのにもったいない話だ。それでもダウンの方が暖かいのだからすごい。化繊綿は目の洗い裏地を使うモデルを着てシュラフに入れば、ダウンほどではないまでも体の熱をシュラフに効率よく伝えてあたたかくすごせる。その意味で行動着向けのPatagonia/NanoAirHoody、Houdini/C9 Hoodyは就寝着としても優秀である。
通気性の良い化繊綿の下にブーストとして100g中厚クラスのダウンJKTを着るとー10度くらいはいけるかと思う。無論、一番外側を覆うダウンシュラフの保温力が伴っていることが前提となる。
シュラフも通気性の良い裏地を使ったモンベルのものは温まりやすいが、ダウン量が温度表記より少ないので寒いのが頂けない。

使用上の注意はやはり山用にしたいものは使わないでおくことだ。ダウンよりもへたり安いし、擦れて断裂して綿が偏ったりする。収納もつぶすとダウンよりもへたるのでハンガーにかける。

3.保温力を落としてつかう行動着はフリース
表のシェルで風を受け流さないために、出た熱がすぐに奪われるため、上に何も着ないとかなり保温性は下げられる。
デメリット:スキー的には転んだときに濡れていくこと、登山的にはかさばることが難点。
メリット:より保温性を下げたり、シャカシャカしない着心地のよさで選ぶだろう。転んだ際の破れや傷みも気にせず使える。
動きやすいフリースの決定版は、Arc'teryx/ Fortrez Hoodyである。

フリースの洗い方
通常の脱水をかけるとふわふわが売りのパワーフーディなども、1回でぺったんとなってしまう。押し洗いも雑巾を絞るような圧力がかかるので、タオルで優しく当てて水分をなるべく減らす。
乾燥室がなければ、基本ダウンのように平置きして暖房の効いた部屋で乾かす。日差しが強ければ短時間日に当てるのもありかと思う。


4.ベストは動きやすさとオーバーヒートのしにくさで優れる
タイトなほど熱は逃げづらく保温力が上がるが、腕がないので動きにくさを感じにくい。R3フリースのような厚みや、プリマロフトのベストは、常に寒さを感じにくくなる保温力を持ちながらも腕がないことでオーバーヒートしにくい。Polartec Classic→HiloftR2→Alpha60→Primaloft40,60→HiloftR3→Ptagonia/ウルトラライトダウンベスト相当→Primaloft100→Patagonia/ダウンセーターベスト相当→Rab/Endurance Vest相当とだんだん保温力が上がっていく。

5.ウールミドルは厳冬行動着向け
何ヶ月も歩くロングハイキングでは上に着るアウター・ミドルにも防臭性を求めたい。そこでアンダーだけでなくウールが活きる。保温力は同じ厚みならフリースより上がだ普通は重くてもたない。常時着る厳冬期にも、一時的にかいた汗を乾かすことができずに残ってしまう乾きにくさ。汗をかかない前提。なれば簡単な日帰りハイクや普段着がメインが用途になるのではないだろうか。
例 ibex/シャックフルジップJKT, Houdini/ウーラーフーディ

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by Mtgearandwear | 2016-01-19 02:01 | ウェアレビュー分析 | Comments(0)