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The study of BCXC skiing/Hiking

自分でも読みたくなるような山歩きと城旅と道具分析のブログを書きたいと思ってます。1泊森Hiking,BCクロカンを行く。メインは尾瀬、奥秩父。instagram風景・道具 /Twitter短文分析: mtnirvash6666


by nirvash

Onyone/ Breathtec PP No Sleeve アンダー使用感 フラッドラッシュアンダーとの比較

1.生地感
北アルプス槍ケ岳に行った際に汗冷えを2割程度しか減らさず、乾いていても固めの生地が少し嫌だった。ブレステックは肌触りが硬い(パワーメッシュよりは柔らかく感じる)ので長期間ハイキングやマラソンには向かない場合もあるかもだが、スキンメッシュより薄いので、保温性は少ない。

2.保温性と適応気温
 今回、10/19の信越トレイル鍋倉山では、パタゴニア/Merino 1 Crewを上に着たが最初のスキー場ハイクアップが暑くて単体で使ってみた。
 状況として快晴の気温15度10時ごろ。下はウールボクサーとスルハイカーパンツで気温5度くらいならちょうどいいくらいで、今回は暑いかと思ったがよかった。
ブレステックは単体だと保温性がほとんどなく、速歩きでも汗を垂らさず済んだ。お腹側は早く乾き、直射日光のない樹林帯に入っても冷えを感じることはない。稜線にガスの風が吹くとさすがにメリノ1を着てちょうどよくなった。風がないエリアに標高を下げるとまた暑くなり脱いだ。

3.乾きやすさレイヤリング
単体でも渇きの早いベースレイヤーとしても使える。ポリエステルに水を吸わせ、間のポリプロピレンで乾かす構造のため、乾きが早い。上に着るシャツと合わせて乾きやすさは1.5倍程度になる。

単体で使うフラッドラッシュアクティブスキンの場合、撥水加工で水分の毛細血管現象による乾きが起こらないのか、ベタベタ冷えたし動きにくかった。
フラッドラッシュシリーズはそれ自体に乾かす機能はなく、2枚目のシャツに依存している。だから、過剰にかいた汗はボトムスにたまり腰は冷える。
ブレステックPPの方がその場合に、渇きが若干早く冷え感が少し減る気がする。

透け感がフラッドラッシュパワーメッシュより少なく速乾シャツ替わりにも使えるかもしれない。

4.汗冷えを抑える力
汗冷えを防ぐ目的ならパワーメッシュは4-5割、スキンメッシュは6-7割、アクティブスキンは8-9割減らせた感覚があるので有用である。
ブレステックPPは、2割程度しか減らせないので、気温が10度以下で強風のコンディションだと冷えるダメージが大きい。
上記の乾きやすさによる冷えの緩和と少し矛盾するが、トレランなら
気温10度無風 
ブレステック 若干熱いが乾いて冷え感薄い 
パワーメッシュ 若干腰に汗たまって冷える

上記の汗をある程度かいた後に稜線に出たとすると、

気温10度強風 
ブレステック  風で汗のたまった背中や腰が常に冷える
パワーメッシュ 濡れて風で冷やされた生地が肌にふれにくいのでブレステックよりは冷えにくい
気温がそんなに低くない気温10度前後だとブレステックのほうが使いやすく、それ以下の5ー0度ならパワーメッシュ、0~-5度ならスキンメッシュ、それ以下ならアクティブとなる使い分けが必要になってくるかと思う。

by Mtgearandwear | 2015-10-21 19:13