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ハイク,BCクロカンの研究 -森と雪を求めて-

自分でも読みたくなる山歩きと旅と道具分析のブログを書きます。1泊森Hiking,BCクロカンを行く。メインは尾瀬、奥秩父。instagram風景・道具 /Twitter短文分析: mtnirvash6666


by nirvash
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薄いレインウェアは暖かいのか

レインウェアの濡れ感
 前提の知識として、たとえ防水生地を使っていても、表生地が水をまったく吸わないことはないので、限りなく肌に近く水分を感じ、冷えたり濡れているような感じを受けることを防げないのがレインウェアだ。そして首や襟首、ジッパーなどからの浸水はありえるが、防水メンブレンは基本的に破れなければ水を通さないし、風も通さない。
 だから、生地が薄いレインウェアほど雨でびしゃっと濡れると寒さを感じやすい。生地がよれよれになって肌にくっつくから余計に外気の冷たさを感じる。三層生地など多少ばりっとした生地だと、肌と生地との空間があいて熱気が多少あるし裏生地のべたっとヒヤッとした感じがしにくいので体温が奪われにくい。


レインウェアの保温性
 基本的にどのレインウェアも運動で蒸れて暖かくなるが、じっとしていて暖かくするには、衣服内の空気が循環しないようにフリースや中綿を着る必要がある。しゃがんで服がゆがむだけでポンプのようになかの暖気が抜けてしまわないようにだ。もしくは隙間風で熱気がスポンと抜けないように。


レインウェアの分類

ポリウレタン膜の有無
①ポリウレタン膜の保護のあるメンブレン
Goretex Product,Goretex Active,モンベルのハイドロブリーズ(ドライテック),ノースフェイスのHyvent
②ポリウレタンの保護のないメンブレン
Goretex Pro, eVent系(DryQElite,Pertex Shiled+三層)
③通気性のあるPolartec Neoshell,Power Shield Pro
④メンブレン(ラミネーション)でなくコーティング Pertex Shiled+など

透湿性の面でまとめると
①透湿10000-25000g/24h Goretex Cnit backer,Product(旧Paclite,Perfomance,Pro shell),ハイドロブリーズ
風が強く吹いているときや涼しいくらいの低温マイナス5度以下であればちょうど良い感じがする。
②透湿25000-30000g/24h eVent,Goretex Active,Hyvent Ventshell,ブリーズドライテック
ブリーズドライテックのウェアは使ったことがないが、ほかは似たようにゴアより30%くらい抜けがいい気がする。
FlashPointやアクシーズクイン/カグヤなどのPertex Shiled+三層やDryQEliteもeVentである。DVstormだからといってさして変化はあるまい?
③透湿40000g/24h- Polartec Neoshell Northface/Strike JKT
2015SSノースフェイスのストライクジャケットも透湿4万だが実際のところはわからない。
雨で走るならeVent以上のものが欲しい。が値段が高いので結局破れてもいいモンベルのバーサライトに落ち着く。もしくは最軽量のストライクジャケットかハイパーライトスモックかな。


表地による透湿の差
モンテインMinimus SmockやラブのSpark JKTはざらっと粗いので透湿しやすそうだが、光沢のあって密度の高そうなHerium 2JKTなどは水はじきがよさそうな反面蒸れが比べると強くなりそうだ。Arcteryx Alpha FL JKTの方がさらに撥水しそうだ。悪天候には高密度30d以上で望みたい。


手堅いレインウェアの紹介
※すべてSサイズの重さです

1.標高1500m未満の樹林帯ハイク・トレラン用
Monbell/ Versalite JKT&Pant
上下で250g,20000円を切る価格設定で入門者や短いスパンで買い換える人に最適。モンベル製品にありがちだが、熱によってシームテープがはがれやすくなるので乾燥機は使わない。

Monbell/Torrentflyer JKT
GORETEXゆえなのかシームテープが2.5層の割には剥がれにくい点と、ベンチレーター付で約220gなのが魅力。程よく歩く分には蒸れて安全で、少し逃がせる程度なのは森林限界でも使えるギリギリのライン。Goretex Pacliteの透湿性は気温が0度以下など衣服内温度と外気温との差が激しいときに、実感できるレベルで発揮される。eVent,Neoshellなどの高透湿性のメンブレンは温度差がそこまでなくとも発揮されるので、例えば気温5度で熱量が多い運動なら蒸れにくく感じる。丈長め、ゆったり目なので重ね着もしやすい。自分はあえてMを選んで雨の降らない冬のバックアップに持って行きます。


Berghaus/Hyper light Smock 2.0
76g,16000円税抜の現状の最軽量コンパクトプルオーバー。蒸れはするが使わないだろうという方に。

Heritage / Trem JKT(プルオーバー) 14000円+税 Sサイズ 112g
Windstopperフルシームのポケットなし。

Teton Bros/Tsurugi lite JKT
気温10度くらいで雨が降っていれば着ながら動ける通気性のあるレインウェア。もっとコンパクトなので蒸れがちょっと増えてもよければOMM/Aether JKT,Smock

標高2000m以上のアルプス森林限界越え用
Monbell/Storm Cruiser JKT  
ありえない価格設定でCnit backerで蒸れ抜けがeVentに近い。最軽量レベルのシェルよりも3層である分、稜線で風に吹かれたときに寒い思いをしにくくなる。厚みをもちつつ250gで軽量かつしなやかだから、Torrentflyer同等にコンパクトに仕舞える。登攀用具が不要な雪山なら冬もあり。

Finetrack/Everbreath Foton JKT
悪天候に強い三層にして240g台のベンチレーションつきレインウェア(2015年はベンチレーションなし)。登攀しないなら冬もあり。

Arc'teryx/Alpha FL JKT
水を吸いにくい高密度の表地で悪天候に強く、かつ新Goretex Proで丈夫に登攀でも長く使える。300gだが200g台のレインウェア並みにコンパクトにまとまる。積雪期はグローブやシールのしまい場所に困るのでポケットのあるBeta LT JKTがよい。



個人的レインウェアの変遷

Berghaus 名称不明 Sサイズ(日本L相当)
2層防水素材不明(HO2とプリントされている)。上だけで10000円ほど。止水ジッパー。
まだ撥水はしている。寒い時期の普段のカッパとして。

The North Face / All Mountain JKT
Goretex Proshell3層43000円450g。定番タイトルを関するハードシェルに近いレインウェア。
冬のハードシェル。

Monbell / Alpine Pant
Goretex Perfomance Tricot Backerのフルジッパーハードシェルパンツ。インナーゲイターつき。厳冬期にタイツやソフトシェルパンツと合わせて使う。寒いときに一時的に履くだけにも使えるが、かさばるのが難点。2016SS新作ライトアルパインパンツが望ましいが、動きにくいのでMーshortのサイズがいいかと思う。

Monbell / Versalite JKT &Pant 
最軽量にして最安値 上 Lサイズ170g 12000円+下 Sサイズ80g 5715円。
夏のレインウェア兼冬のバックアップシェルだったがジッパーが壊れている。春夏秋のレインパンツ。

The North Face / W's Flashdry Hoodie Lサイズ
フルシームだが表地は水を吸うので重くなり冷えるからソフトシェル扱い。カムレイカ以上にストレッチする。180g。冬の行動着。

Montane / Spektr Smock Sサイズ
210gのeVent3層。冬は行動着、夏はレインウェア。

OMM / Kamleika Race Pant
Genots Fabric防水ソフトシェルで表地は水を吸いにくくレインウェアとしても使える。Sサイズ190g程度。ポケット1つ。夏のレインウェアとしてもしくは、保温性を活かして冬のハードェルとして使う。Goretex Product程度で透湿性は高くはない

The North Face / Sharp End Pant
透湿30000g/h B1 耐水5000gを誇る3層防水素材。通常の雨やシリセードで浸水はしないのでレインウェアとしても使える。eVent並みに蒸れにくいので悪天候の夏山3000mでは寒いが下半身なので許せるレベル。Sサイズ180gほど。夏のレインウェアとして使う。

The North Face / Sharp End Convertible Pant Lサイズ
上記と同様のジップオフでショートパンツになる。ジッパーは止水ではないのでフラップつき。
ジップオフにより行動着としてソフトシェルパンツ代わりに使えるかもということで導入してみた。

Montane / Venture JKT
Lサイズ450g程度のeVentハードシェル。といってもレインウェアの生地がしっかり版に過ぎない。カフがベルクロ。厳冬期向け行動着にできるハードシェル。

Monbell / Torrentflyer JKT
Goretex Paclite Mサイズ220gで脇にベンチレーション。腕を動かすときにこのベンチレーションが干渉するのが気になる。0℃程度~下の温度域、乾燥地帯ではeVentと同等の蒸れの少なさを感じる。厚いダウンが着れるので厳冬期はソフトシェルメインなのでハードシェルの替わりに
バックアップシェル使う。

Heritage / Trem JKT Sサイズ 112g
フルシームWindstopperなので蒸れにくいが、普通のウィンドシェルより暖かい。
タイトなのでトレラン向け。薄いダウンが着れる。

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by Mtgearandwear | 2015-06-23 23:37 | ウェアレビュー分析 | Comments(0)